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コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉







大阪のホテルの窓から見えた、

正面の建物に反射した
朝焼けの様子。。。

コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉_f0354014_10470831.jpg


都会の真ん中で過ごす時間には
やっぱり慣れないけれど...


こんな形でも、

それでも自然は美しいのだなと
感じられた朝でもありました。








数日前の26日の日曜日。


何度も鳴る目覚ましと
闘いながらウトウトしていると...

旦那さんのスマホが鳴りました。

旦那さんはわたしの目覚ましだと思って
一度目を開いたのにまた寝入ろうとしてたけどw





朝5時過ぎにお義父さんが

「天に召されました...」との連絡。


電話口の向こう側には
夜勤の研修医らしき若い医師。

たどたどしくて、
なんだかかわいそうに
思うくらいだったとか(^-^;





この時間なら毎回大阪に行く時に乗る
7:16発の電車に間に合うねと、

急いで支度をして新幹線に飛び乗りました。

スーツケースは前もって
準備していたからね。




息を引きとる場面に
立ち会うことはもちろんのこと、

棺に入ったお義父さんの
姿さえ見られないこと。


あらかじめ聞かされていました。




だから、

危ないとは聞いていたけれど
息を引き取るのを待ってからの、

静岡出発となりました。






ご遺体に着せたい服があれば
持ってきてくださいねと、

そう言われていたこともあって...



病院に向かう際には
お義父さんが生涯楽しまれた、

ボーイスカウトの正装を
持っていきました。




事前に持って行っておけば
着せてくださることもできたようですが...


時間的にも距離的にも無理があったので
亡くなった後に持っていた正装。

今回は衣服を上に乗せるだけです。

旦那さんが病院に到着した時には
既に死後硬直が進んでいるので、
着せることが難しいということです。

これも、あらかじめ聞いていました。




ビニール袋に覆われたお義父さんの姿を
最後に見ることができたようですが、

乗せられたスーツはビシーっと
綺麗にしてくださっていて、

何の違和感もなかったとのこと。



最後の最後まで本当に丁寧に対応してくださいました。







せっかくなので、

参考までにここに詳しく
記しておきます。


この先のことも気になる方は
読み進めてくださいね。





大阪市内では、

コロナ感染症での死者の火葬は
火葬場が指定され決まっているようです。


斎場担当者に連絡したところ
詳しく教えてくださって、

後の細々したことは全て
手配してくださいました。


静岡県のわたしの住む場所には
市に1つしかない火葬場も、
大阪市にはいくつもあるんですね(^-^;




コロナ感染者の火葬は
通常よりも18〜20万円ほど割高ですが...

万全の体制で、

火葬から骨を拾って骨壷に入れ
引き渡しまでを全て行ってくださいます。






ただ一つ驚いたのが、

大阪市指定の骨壷の小ささ。



基本サイズは、壺の内径が7cmとのこと。。。(;・∀・)




本来はもう少し大きかったけれど、

亡くなる方が急激に増えたことで
昨年からこのサイズになったのだとか。




もちろんお金を支払えば、

遺族の希望通りに大きくできますが...



反対に納骨するお寺側にも
指定サイズがあるとかで、

義父の場合はその指定サイズを
受け入れざるを得ませんでした。






喉仏だけしか入らないんじゃない?!
なんて思っていたけれど、

実際に受け取った骨壷は少し高さもあって、

よくよくお話を伺うと、

ちゃんと足から頭まで
それぞれの骨を拾ってくださったそう。

コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉_f0354014_10554159.jpg


今回は、

いろいろと話し合った上で
自宅で家族葬を行いました。




コロナでの死者も減ってきていて
火葬が当日にできたおかげもあり、

義両親が所属している宗教の
祭事担当者の協力もあって、

この翌日には滞りなく告別式が行われました。
(通夜は行いませんでした)




近所の知り合いが2段の
祭壇を貸してくださり、

わたしが準備したのは
家の片づけと掃除、

それからお花とお供物の手配のみ。



ここは葬儀社にお願いすることなく、
自分たちでシンプルな形で執り行いました。





入院してから一度も
帰宅することのなかった義父。


「すぐに帰って来られて、喜んでるわ。」

そう、義母(オカン)も言っていました。





コロナへの感染が分かってから
全てが急な流れではありましたが、

義母をはじめとして
わたしたち家族の中には

「感謝」の気持ちばかり。





特に印象的だったのは、

やはり病院の医療関係者の皆さんでした。

コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉_f0354014_10554714.jpg


最終日に旦那さんが手渡されたのが、

義父の名前の記された
「ICU日記」というもの。





中を読むと泣いてしまいそうで、

わたしはまだペラペラと
めくっただけですが...

毎日医師や看護師さんの手書きで
その日の義父の様子が記されています。

コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉_f0354014_10555885.jpg


もう、びっくりしました。


それしか言えない。。。



ペラペラとめくっただけで、
手書きの文字を見ただけで、

もう涙腺が緩んでしまうくらい...

更なる感謝が溢れてきます。



どこの病院でもされてることなのかしら???

看護師になったばかりの甥っ子にも
この話はしてあげようと思いました。






最後のページには、

関わってくださった
看護師の皆さん一人一人からの、

あったかいメッセージまで。。。

コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉_f0354014_10555354.jpg


救急医というだけでも、

コロナ対応というだけでも、

大変でしょうに...


こんなことまでしてくださったいたのですね( ;∀;)







最後に病院に行けたのは
旦那さんだけでしたが、

関わってくださった看護師さんが
言葉をかけにきてくださったそう。




そこで旦那さんが、

「毎日とても大変な中、
 ここまでしてくださったことに
 本当に感謝しかありません。」

そんな風に伝えると...




まだまだ若い20代前半とも
見られる看護師さん、

「そんなこと言われたことないです」
「病棟の皆に伝えておきます」

と、

涙を流されたそう。





担当のお医者さんも、

もしかしたらまだ20代と
いっていてもまだ30代?
若い方でした。




旦那さんに向かって、

「くれぐれもお身体を
 大事にされてくださいね」と、

父を失った息子を労るように
言葉をかけてくださいましたが...




旦那さんも偉いなぁと思う。




こちらから返した言葉は...

「いや、違いますよ。
 先生こそ身体を大事にされてください」

「こんな大変なことが続いているんですから...」



「でも僕たち、休みはいただいていますから。」
なんて照れ笑いして返してくれた先生ですが、


旦那さんが「そんなの当たり前です。」と返すと...



やはりここでも、

「そんなこと言われたことない」と

お医者さんもおっしゃっていたそう。








義父は、入院してから30日でした。

実は志村けんさんも同じく
入院してから30日だったそうです。



たまたまわたしが葬儀用のお花を
注文しに入ったお花屋さんでも、

知り合いの旦那さんが感染して
1ヶ月でお亡くなりになったそう。

小さなお子さんのいる40代のお父さんが
基礎疾患があったばかりに、急逝されたそう。

その奥様はもう、茫然としてしまっていたとか。。。


職場で感染してしまったようですが
最初の感染者は重症化することなく
すでに職場復帰されているとか。
そういうのも悲しいですね💧




そんなことが続いているのですから、

医療関係者はご遺族からあたれることはあっても
良い言葉をかけてもらうことなんで、

ほとんどないのだそう。








ようやく第5波も収束の兆しが見えてきて、

緊急事態宣言等も明日には
解除される予定ですが。。。



気を緩めずに、

自分の命も周りの人の命も

世の中皆の暮らしも、

守れる行動を取り続けたいですね。



























今回は大阪で2泊。



前回泊まらせてもらった
同じホテルに宿泊しましたが、

2日目の夜にベッドの上に寝転がって
TVを観ながらふと部屋を見渡したら...

すごい惨状(;´▽`A``

コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉_f0354014_10483755.jpg


ここまで散らかした覚えがないくらい、

疲れていたようです💦



旦那さんが散らかしたと
勝手に思っていましたが、

わたしのモノも撒き散らされていました(≧▽≦)




大笑いしながら立ち上がって、

片づけましたよ。



こんな部屋のまま寝ても
疲れは取れませんからね。






それにしてもここの朝食、

特に和食が美味しかったので...


また次も泊まろうと思います。

コロナ病棟の医師・看護師へかける言葉_f0354014_10582721.jpg


今後は納骨まで、

10月と11月に少なくとも
1回ずつは大阪に行く予定。



旦那さんは10月入ってすぐにも
行く予定にしてるけど、

わたしは刺し子教室もあるので
10月中旬までは控えさせてもらうことに。




祭壇や義母の大きな介護ベッドがあるのと、

片づけがまだ道半ばなので
それが終わるまでは、

実家には泊まれないかな。




今年中には、

義母一人でも暮らしやすい
家づくりができたらと願っています。



本当は一緒に暮らしたいと
お互い考えてはいるのですがね、

すぐには実現が難しそうです...。










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Commented at 2021-09-29 15:21
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2021-09-29 15:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2021-09-29 19:14 x
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Commented by alovingrabbit77 at 2021-09-30 11:18
☆鍵コメ「モ」さん☆

涙まで流してくださり...ありがとうございます(#^^#)
そして心温まるメッセージに、じーんときてしまいました。

旦那さんとわたし、色々と気になることとか気づくことが見事に違うので(笑)、良い感じに連携して進めています。
身内が亡くなるのは初めての体験なので、良いお勉強をさせていただいています。
少しずつ少しずつ、ゆっくり進めていきますね。
本当にありがとうございます。
Commented by alovingrabbit77 at 2021-09-30 11:23
☆鍵コメ「ご」さん☆

時々見にきてくださっているのですね。
とっても嬉しいです。ありがとうございます!

ご経験の中から「医療従事者は患者さんに向き合うのは当たり前」とお教えくださいましたが、それでも「人の命」に関わるお仕事というのは、本当に尊いことだと思います。わたしたちでは簡単に選べない...選ばない、そうしたお仕事に精進されていること、やはり心から感謝したいなと改めて感じさせていただきました。
そうした方々の真摯な姿勢を見せていただくことで、こちらも心が癒されるものです。
本当にありがたいです。

看護日記は、本当に嬉しいですよね。
分かってもらえてよかった☆
。。。そして、ホテルの部屋が散々なことになってたことも(;´▽`A``

色々と考えて送ってくださった心温まるメッセージ、本当に心に響きました。
ありがとうございましたm(__)m
Commented by alovingrabbit77 at 2021-09-30 11:26
☆鍵コメ「ユ」さん☆

心のこもったメッセージ、ありがとうございました。
誰もが迎える、親を見送るというこうした瞬間。(迎えない人もいるのかもしれませんが)
そうした経験をさせていただいたこと、いろんな意味で、そこに関わってくださった人に感謝でいっぱいです。

こうした経験をしっかり胸に抱き、義父の尊敬していた部分をしっかり継承していきたいなと思います。
Commented at 2021-09-30 13:26
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2021-09-30 16:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by alovingrabbit77 at 2021-09-30 21:16
☆鍵コメ「n」さん☆

メッセージありがとう^^
すごく嬉しかったー!!!
それも...「大丈夫。絶対大丈夫」って思っていてくれたなんて、それこそ泣けてくる( ;∀;)
本当にありがとう。

でもほんと。とにかくびっくり。
我が家にこんなことが起きるなんて。
でもでも、もうこういうことってもう「他人事」じゃないんだよね。ニュースだけの世界じゃないって、しっかり感じさせてもらった。誰にでも起きうること。
どちらかというと、コロナはもう特別な感染症ではなくて、他のどの病気とも同じなんだと思う。そしてわたしたちはいつでも、生と死と隣り合わせということ。

せめてこのブログに来てくださってる皆さんにも、もう少し身近に感じてもらえたらなと、全てをありのままに書かせてもらいました。
これは旦那さんの願いでもあって、きっと義父の思いでもあると信じて。。。
だってわたしももし今回の当事者じゃなかったとしても、こういうこと知りたかったしね。

わたしたち家族の心配までありがとう^^
ワクチンは、まだ全員まで行かないよね💦
それに自分たちでも自覚できない疲れってあると思うから、気をつけながら過ごします☆

本当に、ありがとね。
Commented by alovingrabbit77 at 2021-09-30 21:45
☆鍵コメ「m」さん☆

温かいメッセージ、ありがとうございます(#^^#)
お気遣いまでいただけて、そんな気持ちがすごくすごく伝わってきました。
癒されました☆

鍵コメさんも、大変な中で辛い思いをされたのですね。どこの病院も、コロナではなくても面会ができない状態が続いているということも、わたしも他に家族が入院された方より聞いたことがあります。そういう意味では、コロナであろうとなかろうと、その大変さは変わりません。

特に昨年はまだどの病院も試行錯誤の真っ只中だったのでしょう。
そうした、いろんな思いをされた方々、みなさんの苦労があってこその「今」だと思うと、また違う意味で感謝が湧き起こってきます。
「命を扱う仕事」って、やっぱりすごいと、尊いと、改めて思わされました。
鍵コメさんのその悔しさが癒される日を願っています。

素敵な文章、心に沁みました(#^^#)
Commented at 2021-10-01 06:18
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2021-10-01 09:49
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by alovingrabbit77 at 2021-10-01 16:49
☆鍵コメ「mi」さん☆

とても心温まる、深い深い気持ちのこもったメッセージを、ありがとうございます^^
「どんな言葉も見つからない」という気持ち、分かるからこそ、それでもメッセージを送ろうとしてくださったことに、更なるありがたさがこみ上げてきました。

こうして今回はあからさまに状況を書かせていただきましたが、こうした発信が、どこかの誰かの役に立てたらと。いつも思うけれど、こうした自然の脅威のようなものは誰のせいでもないと思います。政府や自治体が大変な苦労をされながらコロナ対策をしてくださっている意味とか、色々と大変な状況に置かれながらも地道に頑張っている人はたくさんいるということを、完全にとは行かなくても、気づいて少しでも感謝してくれる人が一人でもいたらなと願うばかりです。
そこに、こうしてありがたいお言葉をいただけたこと、感謝でいっぱいです。

鍵コメさんの言葉一つ一つが、慈愛に溢れていて、本当に心に響きました。
ありがとうございます(#^^#)
Commented by alovingrabbit77 at 2021-10-01 17:00
☆鍵コメ「d」さん☆

とてもあったかいメッセージを、ありがとう。
色々あったけれど。。。8月の初めに「緊急事態宣言」が出る瞬間ではあったけれども、1年半コロナの関係でずっと「今は来るな」と言っていた義父が、今回ばかりは「楽しみにしてるよ」って言って、私たちに会いたいと思ってくれたこと、そこで対面とか気にして大阪行きを取りやめにしなかったこと、本当に良かったなとつくづく思っています。ちゃんと顔を見せに行けたこと、奇跡だったなと。それだけでも感謝です。

そっか。。。そうなんだ。
それも同じ日に( ;∀;)

ご自分がすごくすごく辛い時なのに、こうして他人のことを思える鍵コメさんの素晴らしさに、私は涙が出てきます。
私たちの状況と比べて、ご自身は良い方だとか、そんなこと決して思わなくて大丈夫。こういう時は、体面とか周りのこととか気にしなくていいんだよ。自分の素直な気持ちを、自分がちゃんと受け止めてあげてね。そして周りの家族にしっかり甘えてください。

私が今回大切にしていたのはそこです。
だって、私は数回とか数えるほどしか会っていない義父。それでも義父の偉大さとか優しさとかは大好きだったけど、妻である義母とか息子である旦那さんの気持ちの方がずっと大事で、私がそのためにできることは何かなってずっと考えてきたから。
とにかく、義母と旦那さんがふと発する言葉を、何をしていてもちゃんと聞こうと、今回はそれだけは大事にしていました。こういう時の家族だからね。

こういう時は、「こうしなくちゃ」「こうあらねば」なんて、捨ててしまっていいの。
鍵コメさんは、今は自分の気持ちにしっかり向き合ってね。我慢しなくていいんだからね。
ご冥福を、心から祈っています。
本当に、いつもありがとう。またいつでもどこかで呟きたくなったら、鍵コメくださいね☆

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by alovingrabbit77 | 2021-09-29 12:54 | 思ったこと | Comments(14)

すぐそこにあるキラキラ輝くものを発見しながら、一日一日を大切に過ごしていける自分でありたいです。


by Yuko